幻のオリンピック4連休も終わりました。
ニートの私はここ4ヶ月ずっと連休ですけども。。
ここ1ヶ月ぐらいずっと雨が降ってるような感じです。
そろそろ本格的な夏になるんでしょうか。

コロナ禍の世の中は、きっと私が生きてる間はずっと続くんだろうなぁ。
もう感染者数だの何だののニュースはすっかり飽きて虫唾が走る。
コロナ関連のニュースは一切報道しないで欲しいものである。
感染者数に一喜一憂してもっともらしい批判を偉そうにしてるのを見るのはもうたくさん。
結局はブラジルやスウェーデンのやり方が一番正しかったのではないかと思えてきます。

そんな中、表題の事件がありました。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)の女性患者に薬物を投与し殺害したとして、2人の医師が嘱託殺人容疑で逮捕された事件。

今がコロナ禍じゃなかったら、この事件はもっと話題になって議論されたんじゃないかと思うのだけど、今は誰もが自分のことで精一杯。おまけに遥かにインパクトのあるイケメン俳優の自殺があったりしたから、この安楽死事件を気に留める人はほとんどいなかったようで残念でした。

この女性患者は、1年程前に見たNHKスペシャル「彼女は安楽死を選んだ」で安楽死を遂げた女性と状況が非常によく似ていた。
どちらの女性も海外経験豊富なエリートキャリアウーマンで美人だった。そして亡くなった年齢が50過ぎ(私とほぼ同じ年齢)。
NHKスペシャルの女性は正統な手続きでスイスの安楽死機関に申請し、高い費用と渡航費を費やして姉とともにスイスに趣き希望通りに死を遂げました。
今回事件の女性はきっと孤独で自分の希望に賛同してくれる人がいなかったのだろう。一人でSNSを通じて闇医者と連絡を取り、秘密裏に思いを遂げた。闇医者に払った費用は130万円と報道されていました。

容疑者である2人の闇医者。一人は医者の資格すら怪しいらしい。
また、ネットにDr.キリコに憧れてること、老人が無駄に生きてることや難病の人が楽に死ねないことを糾弾していたとか。
そういう意見は実は物凄く多くの人が賛同してると思うが、口に出したら叩かれるので皆黙っている。

今回の女性、目を動かしてパソコン操作する以外、自分では何も出来ない。身体的な痛みは相当あるらしく、回復の見込みは皆無。もちろん自殺も出来ない。かつては勝ち組人生を送ってた彼女が死を切望するのは当然の流れである。
SNSで知り合った闇医者が怪しい奴等であることを百も承知ながら藁をも掴む思いで取引した彼女の希死念慮は察するに余りあります。。

ヘルパーの人にはPC画面を見ないように言ってたそうだけど、きっと見えてしまうこともあったと思う。
事情は薄々感じながら知らないふりをしたと思う。大人の対応である。そんな証言絶対しないだろうけど。

闇医者二人は悪人なのか?
私はそうも思えない。善人とも思えないけど。。
スイスの安楽死は200万円程かかるらしいので、今回の130万円は良心的な報酬額である。しかも殺人犯のリスクを負って、事実逮捕されてしまった。
彼等は捕まらないと思って金儲けのためにやったのか?
基本はそうでも、ある程度捕まることを覚悟しながらやったのであれば、ある意味救世主である。
実際一人の女性は死ねたのだから(安楽だったのかどうかは知らないが)。
この二人実刑になるのかなぁ。

世の医者達は、診療報酬を稼ぐことばかり考えずに、この二人の勇気を見習って不治の難病に苦しむ自死希望患者には、何とかごまかして思いを遂げさせて欲しいものである。
ALS患者に人工呼吸器付けたり胃瘻を付けたりする医者は、自分が患者の立場になれば絶対拒否して死にたいはずだ。
老人介護施設で働く人達が、自分は絶対施設に入りたくないと思うのと同じように。

コロナ禍が今後長く続くと、安楽死希望者は世界的に莫大に増えるんじゃないかと思う。法律で許されなくても今回みたいに闇で横行しそう。
今までは生活のために地獄のように苦痛な仕事をしても、わずかな余暇にわずかな楽しみがあった。そのわずかな楽しみもコロナでほとんど失ってる今の世の中では、無能な人間にとって生きる意義はどこにあるのか。。
無闇に生きることを美化してると地獄を見ることになる。
死んで救われることだってあると思う。
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