今年はワイドショーネタが豊作ですね。(^.^;
芸能レポーターは大喜びだろう。
ネタを探さなくても向こうから次々とやって来る。入れ食い状態。
有名人も悪いことするなら今のうちだろう。

数日前、清原が覚醒剤使用の現行犯で捕まった。
どうも彼の覚醒剤はだいぶ前から芸能界内では公知のことだったようだ。
ダウンタウンの浜田が、番組で清原に
「お前薬やってんの?」って聞いてたぐらいだから。

彼の逮捕は自業自得で同情する気は欠片も無いが、
テレビで彼の過去の栄光の歴史の映像を見ていると
いろいろとノスタルジックな気分になります。

自分は野球見るの好きで、大阪在住だったから、
PL学園が甲子園に出た時はいつも注目してました。
清原が1年の時の甲子園デビューは生観戦しました。
たしか埼玉の所沢商業との試合だった。
1年生なのに一番体がデカかった。その試合ではノーヒットでした。
この試合では同じ1年生桑田が完璧なコントロールを披露して圧巻なデビューを果たした。

清原も次の試合からは本領を発揮、
甲子園での清原の本塁打数、桑田の勝ち星は今後永久に破られることは無い。
(清原の記録が無効にならなければの話ですが)

その後のプロでの活躍は誰もが知るところですが、彼特有の数々のストレスがあったのだろう。
PL学園での監獄のような娯楽の無い生活。
チームメート桑田と巨人のドラフトでの強烈な裏切り。
西武で最強チームの4番打者としていくら活躍しても、当時は所詮パリーグ、
満員になることはなく、常に満員の巨人をうらめしく思ったことでしょう。

また、彼は同世代の中では体格と技術がずば抜けていたためか、
選手としてのピークが早く、20代前半だったのではないかと思う。
下降するのも早かった。
念願の巨人に移籍したのは29歳の時、もう晩年だった。
(普通の選手なら一番脂の乗りきった時だろうけど)

巨人で理想のバッティングができなくなっていった彼は、怪我もあったりして
肉体改造とか言って上半身ばかり筋肉がついてみるみる太っていった。
それを支えきれずに足を故障し、引退するまで悪化の一途を辿ったと思う。

巨人のその頃にきっと暴力団が近づいて来て、風貌がどんどんヤクザ化していった。
野球だけしかしてこなかった彼には、ヤクザの甘い誘いを断る術が無かったのかな、と思う。
クスリもこの頃から始めたのだろうか。。
西武の終わり頃からやってたという記事もネットにはあったが。
自分の限界が見えてしまった時、事切れてしまったのだろうか。。
お金はいくらでもあったので、完全にヤクザの思う壷だったのではなかろうか。

離婚の原因もきっと覚醒剤がばれたからだろう。
息子は野球が相当うまいという話だが、今となってはもう野球は
辞めざるを得ないでしょう。

数ヶ月前だったか、SMAPの中居が司会する番組に清原が出て、
「死んでしまおうと思うこともあった」
とか言ってたが、本当に死んどくべきだった。
彼のお母さんは認知症で、離婚したことも認識してないらしいから、
当然この逮捕も理解出来ないだろう。
それは唯一の救いか。

とはいうものの、大多数の一般人の何の面白みも無い人生に比べたら、
最期が悲惨であったとしても、トータルとして清原の生涯は充実した
いい人生だったと思う。