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映画「グラン・トリノ」
前評判が非常に高くて、シネコンで公開されてた時に見逃したので、期待して見ました。
期待がちょっと大きすぎたようで、たしかに悪くないんだけどこじんまりとまとまった佳作という感じでした。
クリント・イーストウッドの俳優としての最後の作品ということで、彼のプロモーションビデオかのようにずっと出ていました。
でもクリント・イーストウッドが一番似合う役でした。
俳優引退宣言といい、自分を客観的に見ることのできる人なのでしょうね。
話は、韓国に従軍したことがある頑固で怖い老人(イーストウッド)が、隣に越してきた家族(ラオスから移民したとか)とのふれあい
特に気の弱い、いかにもいけてないアジア男という感じの少年とのふれあいを描いたものです。
少年には同じ民族の不良グループ(リーダーは従兄弟らしい)につきまとわれ、そいつらとのいざこざがあったりして、
最後老人に悲劇が訪れるという終わり方でした。そのわりにはハッピーエンドっぽい雰囲気で終わります。
これは「チェンジ・リング」にも似た感じがあります。
「ミリオンダラー・ベイビー」は本当に悲しいエンディングだったけど。
頑固老人が徐々に心を開くという演技はさすがでした。
それにしても不良達がみんな銃持ってる地域なんて、よく住んでられるなぁと思う。
グラン・トリノとはフォードの車の名前で老人が持ってる車でした。
最後はアジア少年に引き継がれます。
グラン・トリノの歌まで最後にイーストウッドが歌ってました。
よっぽどこの映画には思い入れがあったのではないかな。
今年見る映画はこれで12本目だけど、良かった映画はこれを含めて4本ぐらいかなぁ。