先週日曜にラグビーワールドカップで日本がスコットランドに勝ち、全勝で予選を通過した。
奇跡が2度起きました。
そろそろお腹いっぱい。
次の南ア戦は3トライ差ぐらいで負けて、よくやったで終わった方が良いかも。
あんまり勝つと、本来あるはずの黄金カードが無くなって昔からのコアなラグビーファンに顰蹙を買いそう。。

日本代表ウイングの福岡という選手は、父祖父ともに医者で、本人も医者を目指したが医学部に2年連続落ちて、仕方なく嫌々とある大学の情報系学部に行ったらしい。
そこは私の出身大学学部と同じだった。
私も関西の大学に落ちて、仕方なく嫌々行ったんだけど、、
福岡はここのOBの中で間違いなく頂点、私は間違いなく底辺です。
ちなみに福岡は来年のオリンピック終わったらラグビー引退して再び医者を目指すそうな。
代々医者だから逃げられないのかな。

そんな話は置いといて、もう忘れそうな程前のことですが屋久島の話を備忘録代わりに書きます。
トレッキングガイドをしてくれた68歳のご老人。
有名人らしいから名前書いても良いだろう。寺田九州男さんという。
テレビの子どもタレント寺田こころの大叔父(祖父の弟)だそうです。
祖父はもう亡くなってるそうです。
裏話ですが、寺田こころの母親は未婚の母で、そのことが存命中の祖父の逆鱗に触れ寺田家を破門されてるそうです。
ホントにどうでもいい裏話でした。。

寺田さんの半生。
中学卒業後、大阪に出て早川電気(シャープの前身)に就職。家電の修理をやってたらしい。
26歳の頃、退職して地元屋久島で家電修理屋を起業し、早川からも仕事をもらってたそうな。
屋久島、種子島の家電修理を一手に引き受け当時年収は5000万程あったんだそう。今の価値なら億単位だろう。

そのせいで老人のくせにスマホにもやたら詳しくて、パノラマ撮影や動画スロー再生を教えてもらいました。

今は家電の方は引退したが、植物の専門家でもある彼は屋久島トレッキングのガイドをして植物(特に苔)の詳しい説明をしたり、放送大学で講師をしたり、去年までは山岳救助隊にもいたそうです。
また来年の鹿児島国体の実行委員もするとか。
何でも出来る人なんですな。。

息子が4人いて、当然本州で働いている。奥さんは地元の人で屋久島以外で暮らしたことはないとのこと。
自宅で無数の野菜、果物を育て無数の猫を飼っている。
ざっと聞いたところ、彼はそう言う人でした。
とにかく1秒も途切れず話し続けてた気がする。

ああいう生活してたらなかなかボケないだろうなぁ。
私は来年にでもボケる気満々ですが。。

彼にとって、屋久島は骨を埋めるに値する場所なのだろう。
屋久島の広さは東京23区やシンガポールとほぼ同じ。自然や植物が好きな人には楽園かもしれない。
しかし、人口はたった1.3万人程。
あのクソしょうもない小豆島の半分以下です。
理由はもちろん、本州とあまりにも離れてるからでしょう。

聞いた話では中学卒業後に半数は島を出て、高校(唯一の高校は屋久島高校)卒業後は島の役場、消防士になる数人以外は皆島を出るらしい。
もちろん帰って来ることはまず無い。
確かにここで働いてる人達、見た感じではほとんどが老人です。

人口は激減してるのかというと、減ってるのは確かだが、割りと緩やかに減ってるとのこと。
流入してくる人も結構いるかららしい。
リタイア後の自然大好き人間や、都会の生活に挫折して逃げてきた人達がいるのだろう。
私もサラリーマン生活に挫折したが、流石にここには住みたくない。

後、老人介護施設が格安なんだそうです。
入居出来るのはもちろん島民が最優先なので、それを目当てに移住してくる老夫婦も結構いるんだとか。
なんか悲しい理由だ。

というわけで、忘れないうちに長々と書いてしまった。
縄文杉は見れなかったけど、良いところも沢山ある島だけど、もう一生行くことは無いでしょう。
あと、どうでもいいが屋久島ではソフトバンクの電波は一切入らない。
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