NY旅行最終回の前に、またくだらないゴシップ記事の能書きを書いてみます。

もう1週間程前か、慶大生のイケメン男子が慶大OBの父親を刺殺するという事件がありました。

概要はこんな感じ。

自分は慶大生、弟は慶大付属の高校生、父親は慶大出身の経営者。
こんなエリート慶大一家で、酔った父親が弟と口論しているのを見かねて、果物ナイフで父親を刺殺。

以下、事件の背景
この兄弟は父親に暴力を受けて育って来たらしい。
犯人の彼は付属高校で成績が悪く、ギリギリで慶大に入学出来たとのこと。
きっとその過程でずいぶん父親に怒鳴られたりしたのだろう。
いつか殺そうと、家では果物ナイフを常に忍ばせていたとか。

この事件。
こんなこと言うのもなんだが、犯人のイケメン慶大生は悔いが無いのではないか。
自分の人生は台無しになり、弟もきっと高校を辞めることになるだろう。
でも、大嫌いな父親を葬り去ることに成功したのだから。
本人も大学卒業できるかどうか怪しい成績だったんだろうし。

スケールは物凄く小さいが、私の生い立ちも似たものがある。
父親は暴力こそなかったが、勉強しろ勉強しろとあまりにも煩く、よく怒鳴り、大嫌いだった。
殺す勇気は無かったが、事故死でもしないかと毎日思っていた。
キレてコップを投げつけたり、網戸を燃やしたりしたこともあったが、その程度が限界。
正直、刺殺した慶大君の勇気は尊敬する。(笑)

結局私は地方の国立大にしか受からず、しかも留年した。(笑)
大学受験の結果が出た時点で父親は落胆して匙を投げてしまった。
最低でも旧帝大に行って欲しかったようだが、私はそれを平然と裏切ったから。
それを機に、父は私に全く関与しなくなり、同時に私の殺意も終わった。
(でも、仲良くなることは死ぬまで決して無かった)

二流大学を留年までしながら、バブルが弾ける前だったので、就職は旧帝大の人も多く行くような会社に入れてしまい、その時父がちょっと嬉しそうだった時はまた殺意が沸いたけども。(笑)

そんな父が病死してもう24年が経つ。
私は自分の娘に対して勉強の小言は一切言わなかった。
聞かれたら一緒に答えを考える程度。
妻は少しは発破かけてたようだが。
その結果、娘は私が絶対行けないような大学に今通っている。
父のやり方を全否定することに成功した。(笑)

この事件でそんなことをふと思った。
こんな闇家族は日本に一杯居そうであるが、、