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20090611000ec00000viewrsz150x近所のボロ映画館で半年遅れのこの映画を見ました。
主演のケイト・ウィンスレットはこの作品でアカデミー主演女優賞を取りました。

以下、あらすじ

路面電車で切符切りをする中年女性ハンナと、学生マイケルの恋、年の差21歳!
ハンナはナチ収容所で看守をした過去を持つ、そして文盲であった。

二人の逢瀬は彼女の部屋でのベッドインの後、マイケルがいろんな小説を読んできかせるというものだった。
ハンナ役のケイト・ウィンスレットは体はやたら艶っぽいが、顔はやつれてて影のある中年女性という役にはまっていた。

ハンナの転勤によって二人の関係は終わる。
数年後二人は法廷で再会する。裁判を傍聴にきた法学生と、ナチ関係の被告として。

ハンナは囚人を火事で死なせた主犯にされる。
その指示をしたサインを書いた、と他の看守に証言される。
彼女は文字を書けないのでそれは嘘であるが、文盲がばれたくないハンナはサインしたと言い、有罪になる。

マイケルは本当のことを知りながら、何もできず苦悩する。

それからマイケルは小説を朗読して録音し、テープとプレイヤーを塀の中のハンナに送ることを繰り返す。
ハンナはそれにより少しづつ字が書けるようになる。

ちなみに服役後のシーンではマイケル役は若い兄ちゃんから中年親父に変わります。
ハンナ役は最後までウィンスレットです。年老いていく様子をリアルに演じてます。

マイケルは仕事仲間の女性と結婚して子供もできるが、離婚してしまう。

ハンナの出所が近づく(もう60歳ぐらいになっている)
マイケルは身元引き受け人になるが、彼女を助けられなかった罪の意識やら、
他の女性との恋愛がうまく行かなかった人生やら、いろんなことから
彼女に対して積極的ではなくなっている。重荷になっていたのかも。

それを察したハンナは一人静かに死んでいく。

ラストシーンは、マイケルが娘を連れてハンナの墓に行き、彼女との出会いを話始めたところで終わります。

前半は熟女と若者の良からぬ関係から始まり、それがどんどん重い話へと展開していくという話でした。
アカデミー主演女優賞も妥当かも。
チェンジ・リングのアンジェリーナ・ジョリーと甲乙付けがたいという感じでした。

今公開してる「私の中のあなた」という映画、とても評判がいいようですね。
いつか見てみたい。