まだまだ暑いものの、高校野球が終わり秋が近づいて来ます。

毎度予想を大きくはずす高校野球ですが、凝りもせず評論家気取りで書いてみる。

最近の温暖化のせいもあるかもだけど、この炎天下の昼間に野球するのは酷である。
今年も準々決勝以降は選手みなヘロヘロで草野球のような試合だった。
全国大会らしい試合は3回戦まで。
将来無職になったら、3回戦の8試合だけを毎年観戦に行こうかなどと思ったりする。

ベストゲームは当然ながら仙台育英vs大阪桐蔭だろう。
9回裏のプレーが物議を醸して炎上騒ぎになってしまったが、仙台育英の長谷川投手
がいい投手であることは間違いない。(U18に選ばれないのが理解できない。)
大阪桐蔭打線が歴代のそれと比べてあまりにも打たなかったのは誤算だった。
それでも、9回裏のあのプレーで審判がアウトと言ってくれたら、
次の広陵戦は休養十分の徳山が投げて大勝しただろうし、その後柿木と交互に投げて
楽々優勝しただろうと思う。

好投手と思えたのは
徳山・柿木(大阪桐蔭)、長谷川(仙台育英)、川端(秀岳館)、皆川(前橋育英)、磯村(中京)
と言ったところ。
前橋育英が3回戦で消えたのも失望した。
中京や横浜は監督の采配ミスで負けたようなもので、所詮高校野球の監督は
下手だなぁと思った。前橋育英もあれだけの戦力でもったいなかった。

さて、今大会の唯一のヒーロー、広陵の中村捕手は記録上は清原を抜いた。
プロでも清原並の活躍をするかは疑問だが、日本は捕手が人材不足だから案外早め
にプロの正捕手になる可能性もあり、楽しみである。
西武あたりに入団して伊藤や谷繁並になればいいのだが、そこまでは期待しすぎか。

U18のカナダ大会が今後始まるらしいが、クリーンナップは清宮、中村、安田。
清宮はここで差を見せつけられたらプロ志望、逆に埋もれてしまったら早大進学かなと思う。
大金持ちでぬくぬく育った清宮と、母子家庭育ちでプロ入りしか選択肢の無い中村。
誰もが中村を応援するだろう。
そんなことも含めてしばらくは楽しみである。

来年は、すでにプロ級投手が3人いる大阪桐蔭がまた大本命になるが、
今年みたいなこともあるから春夏連覇はどうなることやら。