人生谷あり底あり

うつ病休職歴あり、自殺未遂歴あり。 2020年6月に早期退職しました。ニート生活を経て2021年4月より底辺職をしながら細々と生きる初老クソ親父の無駄口です...

タグ:八日目の蝉

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5月も終わりです。
1週間程後には北海道一人旅が控えております。
体調が万全じゃないだけに、ちゃんと楽しめるのかどうか、あやしいな。。
帯状疱疹。徐々に良くなっていると思いたいが、まだ完治には至っていません。

以前にも書いたけど、叔父さんがお見舞いに行った3日後に亡くなりました。
お見舞いに行って姉達と会えたんだから良かったのか、お見舞いに行かなかったらもっと長く生きたんじゃないか、とか考えても詮無いことですが。
これで母親の兄弟は男3人は全滅。女2人は健在だがその旦那は全滅です。如何に男は死にやすいか。
まぁ、長生きはしないに越したことはない。
叔父さん、寝たきりで、薬でせん妄状態になることはあっても、最期まで認知症になること無く、母や伯母さんとちゃんと会話してちゃんとお別れした。連休中で子供や孫も同じ家に集まってた。
理想的な最期だったと思う。

高齢の母親は近い将来に必ず死ぬ。
その後は私も相続後に子供に残すものを整理すべく、本格的に終活に入ろうかなと思う。もちろん働きなんてしない。

最近読んで興味深かったネットニュース。
今年はアメリカで蝉が大発生するらしい。その数1兆匹以上だとか。
芝生で人が座れないほど。木の地肌が見えないほど。。
17年蝉、13年蝉というのがいるらしい。
その生態は(完全に理解してないけど)、
それぞれ17年、13年に一度大発生するらしい。
大発生して同種の蝉で交尾して子孫を残すんだとか。
中途半端に発生しても鳥に食べられて絶滅するから、地中で溜めて溜めて、素数年に一度一気に地上に出る。
そうすることによって他の種と混じって散らばることなく種族保存して来たということらしい。
氷河時代もそれで乗り切ったとか。頭良いなぁ。

しかしその2種の大発生がかち合うことがある。
13×17=221年に一度。それが今年なんだそうです。
プラネット・アースとかでこの特集して欲しいな。
(もうしてたりして。ビジュアルがキモ過ぎてお蔵入りかも)

絶滅を防ぐための大発生は、大部分が鳥に食べられることを前提にしている。つまり個々の生き死になんて全く問題にしてない。
人間もそれで良いじゃないかと思う。
人口が増えすぎると食料不足でかえって絶滅の危機になる。
戦争である程度人が死ぬのは、それを防ぐために遺伝子に組み込まれた人間の本能だと思う。
だから絶対に戦争は無くならない。
個々の人間だって、大谷選手や藤井叡王みたいに特殊能力がある人はいつまでも生きてもらわないと困るが、平凡な一般人は無駄に生きるのは種族保存の邪魔になる。
定年後、何の生産性も価値も無くなった人間は生物としては何の価値も無い。

そういう意味では家族に迷惑をそれほどかけずに、家族に見守られながら逝った叔父さんは素晴らしいなと思う。
私にはきっとそんな幸せは最期は来ないだろう。

人間の命って、そんな大事なもんでも無いと思う。
生きることを美化してはいけない。

妻が犬の散歩仲間で知り合ってよく一緒に出かけるようになった人で、70代の老女がいる。
その人、現役時代はたいそう頭が良かったそうで大学で教えたりしてたそうだが、その人が読んで面白かった小説に飢餓海峡というのがあるという話をしてたらしい。
それを聞いて図書館で借りて読んでみた。
貧しい世界で生きることの絶望的な哀しさが出ててとても良かった。
大昔に三國連太郎など出演で映画化され、不朽の名作らしい。
これ読むと生きることが良いことだなんてとても言えない。

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最近暑すぎてダウン気味です。
こっちは台風で電車が止まることもなく、仕事が休みになることもなく、やり切れないです。
先日母親と一緒に車で小豆島に日帰り小旅行しました。
高齢の母親。日帰りと言えど、旅行っぽいことをするのは彼女の人生でこれが最後でしょう。

何故小豆島に行ったかというと、実家のわりと近くの日生という港から車ごとフェリーで行けるからで、本当は友人と一泊温泉ドライブ旅行をしようと考えてました。
それを友人に伝えると、行きたいけど2月頃が良いとの返事。
2月って、わたしゃもう退職して東京帰ってるやん、、
帰ってなくても、だいぶ先なので予行演習がてら行くことにしたのです。
母親の金で。(笑)

ここで小豆島の簡単な紹介。
香川県に浮かぶ島で面積は約150km2。これは淡路島の約四分の一。
ちなみに東京23区は淡路島より若干大きく800km2程でこれはシンガポール国土面積とほぼ同じです。
その狭い小豆島の人口は3万人弱。
大昔の映画、二十四の瞳の舞台として知られてますが、最近の映画だと
「八日目の蝉」で不倫相手の男とその奥さんの間に生まれた子を誘拐する女が
逃亡生活を送るのがこの小豆島でした。

そんな小豆島ですが、結論は、つまらんかった。
半日もあれば十分回れて飽きてきます。。

一応せっかく行ったから写真を載せてみます。

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行きのフェリーが出発してしばらくすると鴻島というこの島が見える。
ここは3年程前に野次馬根性で見に行ったことがあるんだけど、
バブルの時代に日本中の成金が別荘を建てまくった島です。
その残骸がこれです。今はたぶん一人も住んでない。
狂乱の時代の遺産です。軍艦島みたいなもんですな。

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小豆島に上陸して最初に行ったのは、中山の千枚田という棚田です。
ガイド本には載ってるのに標識等何も無いので半信半疑でたどり着いたら、
同じような人達が多数いた。

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エンジェルロードというところに行ってみた。

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干潮になると道が出て島まで続く。
恋人の聖地とも言われてるようで、実際カップルが多かった。外国人カップルも多数。
私みたいな老人が来るところじゃなかった。

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道の駅オリーブ公園というところに行ってみた。
こんなオブジェがあった。写真の女性客がほうきを持っているが、
魔女の宅急便のロケ地だったらしく、無料で貸し出している。
きっとばえる写真を撮るつもりだろう。

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オリーブ色のポスト。オリーブってこんな色?

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島最南端の二十四の瞳映画村に行ってみた。
でもあんまり面白そうでは無いので中には入らんかった。

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入場料は800円程する。

端から端まで車で走っても1時間ほど。
11時から17時まで島にいたが、時間を持て余した。
友人とは来なくていいなぁ。。
まぁ、友人とは温泉入ってしゃべるのがメインだからまた来ても良いが。
車ごとフェリーで二人往復すると、それだけで1.3万円程かかり、それがネックである。

この日は猛暑で疲れてしまい、この日から数日間は熱中症のようでずっと体調不良でした。
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ブログネタ
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今週から週5日勤務の日常に戻ってしまいました。
あまりにも悲しいので、週末はネットの世界に逃げていた。
典型的な駄目人間の症状ですね。

無料でアップされていた悲しい系の秀作映画、ドラマを見ました。
落ち込みたい気分の時に見るのは最適かも。

・殺人の追憶
7年ほど前の韓国映画で評価が高いので見てみた。
いい映画だった。
韓国ってドラマはワンパターンで見る気がしないのに、
映画となると良くなりますね。
日本映画は韓国には遠く及ばないと思いました。
軍事政権化の陰鬱な世の中、連続殺人の犯人を追い詰めながら証拠がなく、
狂気じみていく刑事たちの描写がうまい。

・永遠のこどもたち
スペイン映画です。
アザーズというアメリカ映画にも似た感じのホラーがかった話ですが、
孤児院を舞台としたそれはそれは悲しい話だった。
ラストは悲しい結末ながらもハッピーエンドと思えるような終わり方。
製作者はあの名作「パンズ・ラビリンス」と同じ人らしい。
なるほどと思った。

・八日目の蝉
ついこないだまでNHKでやってたドラマを早速ネットで見た。
不倫相手に裏切られ、その子どもを誘拐し5年間逃げながら二人で充実した日々を過ごす。
その後逮捕され服役する。という話です。
主演の壇れいのナレーションが悲しくてよかった。
冷静に考えると誘拐犯に同情の余地はないが、壇れいの母性愛全開の熱演が同情させる。
一番悪いのは不倫相手の男であるが、その男の登場場面はとても少ない。
原作者の角田光代の「男なんてその程度のもの」という考えが見て取れる。

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