先週、プロ野球ドラフトで日ハムに外れ1位指名された金足農の吉田。その家族の再現寸劇が紹介されていたが、、
彼の父親は最後までプロ入りは反対だったそうだ。

私にはその父親が全く理解できなかった。
今プロに行っても通用しない。大学で鍛えてからでも遅くない。野球出来なくなることも考えて学歴も必要だ。
言い分はそんなところだろうが、、

今が人気が旬の吉田に、プロ入りのタイミングは今しかない。それにプロと契約すれば契約金がたぶん1億円ぐらいもらえる。
1億と言えば、一流企業に入っても20年近くはかかるとんでもない額だ。
それがもらえるんなら、1年でクビになろうが野球出来なくなろうが、いいじゃないか。
むしろ1年でクビになった方がコスパが抜群である。
奇麗事はクソ食らえ!

、、私ならそう考えてプロ入りを勧めるが、、
後になって、吉田父の考えは正しいんだと思った。
彼等にとって、1億円なんてはした金だからだ。

だいぶ前、池上彰のテレビ見てたら、
日本に1億円以上持ってる人は約300万人居るらしい。
これは1人あたりの額。1世帯平均3人としたら900万人は、自分の家に1億円以上あることになる。
日本の全世帯の13分の1ぐらい、、
こんなに多いんなら、1億あっても、もはや金持ちとは言えないんじゃないか?
金持ちと言える額は35億ぐらいか。

言われて見れば、自分の周りを見渡して見ても、自分以外は100%エリートである。
彼等もきっと億り人だろうが、200歳ぐらいまで生きるつもりだろうから金はいくらでも欲しくて70歳ぐらいまで働くつもりなんだろう。

今はまだ私はサラリーマンだから、彼等とうわべの付き合いはあるが、退職してニートになったら、こんな境遇の違う奴等とはいち早く縁を切らなければと思う。

上には上がいる。ってことは当たり前であるが、若い頃は自分より下も結構いると思っていた。
40歳過ぎた頃からか、実は自分より下はいないということに気付いた。

娘によく忠告してます。
「自分より下がいるなんて思ったら大間違いだ。自分が1番下だということを常に肝に命じておけ!」
娘は将来それが事実であることを思い知るであろう。

ドラフトに戻るが、日ハムは人気者の吉田が入団したことで、これでハンカチ王子の役目も終了だろう。