7月に入り、ほぼ毎日雨です。
熱海では土砂崩れも起きてしまった。
この手の災害と言えば九州の印象があるが、九州も要注意かと思ってしまう。

先日妻子は同じ日にワクチン接種1回目を済ませた。
二人とも翌日は腕が痛くて熱が出ていた。
私は今月下旬の土曜が1回目だが、やっぱしんどくなるのかな。
翌々日までしんどいと仕事なので嫌だなぁ。とか思う。

以下、野球のつまらん話がダラダラと続きます。

1週間前の土曜だったか。
そろそろ寝ようと思った頃にテレビのBSでメジャーリーグを紹介する番組をやってて、アトランタ・ブレーブスの全盛期の話をしてた。
マダックス、グラビン、スモルツの3本柱やC・ジョーンズ等のレジェンドの話を懐かしく見てました。
その番組が終わっていよいよ寝ようと思ったら、「レジェンドの目撃者」という掛布をクローズアップした番組が始まり、夜中に見入ってしまった。



現役時代はミスタータイガースだったが、今の姿は疲れ果てたカバみたいで残念になってます。。

阪神が優勝した当時高校生だった私は、今も同様野球見る以外はほぼ無趣味のつまらん学生でしたが、そういう暗黒時代を思い出しながら掛布の野球人生を見てました。

掛布はただただ努力の人だったようだ。もちろん努力するに値する才能があってのことですが。
ドラフト6位で阪神に入団。背も低かったが、高卒新人ながら試合に出てホームランも打っている。

4年目位に田淵が西武に移籍してしまうと、自分が打線の中心にならなければと考えて、本塁打量産のためにそれまでよりボールの5ミリ下を叩くようにしたとか。
また甲子園の浜風対策でレフト方向にホームラン打つ練習をしたらしい。
その練習通り打てるようになるのが器用というか、神懸っている。
このレフト打ちはバースも参考にして三冠王に役立てたとのこと。

優勝した85年。対戦相手は掛布のおかげでバースを敬遠出来ない。また掛布が繋いだ後岡田が返すパターンで得点を増やした。
バースはスロースターターで5月ぐらいまではあまり打たないのだが、あの年は掛布につられて4月からよく打ったとのこと。
あの年の阪神、主力は結構移籍組や30代が多かった。そのせいか弱くなるのも早かったのかなと思う。
真弓、弘田、長崎、バース、エースのゲイルは移籍組だし、主力で20代は岡田、木戸、平田ぐらいだったかと思う。

掛布氏の証言では85年はリーグ優勝で満足しきってて、日本シリーズは正直どうでも良かった。勝てたのは相手の広岡監督が阪神は打撃だけのチームだと甘く見てたから。とのこと。
確かに内野守備は掛布、岡田、平田ともうまかった。
しかも日本シリーズではバースが神懸ったスクイズ阻止のバックホームを見せた。

そんな大活躍の掛布氏は、優勝したことで糸が切れてしまったようである。
その後ケガ続きで低迷し3年後に引退する。
本人曰く「弱い掛布が出た」。
ファンの期待を重く受け止めすぎる掛布は、年齢もあり思うように結果を出せなくなると、同級生の江川同様あっさりと引退した。
当時はまだ巨人、阪神の人気が突出してた時代。
他球団からのオファーもあったが断ったそうな。
今のように全球団人気があったら、移籍して下位打線でもそこそこの成績を残せただろう。
辞める時にカープの衣笠に「お前に優勝を経験させるんじゃなかった。」と言われたそうである。

掛布後の阪神の4番。ろくな打者がいない。
外国人だと1年限定ではフィルダー、オマリー、アリアス、ゴメス等いたが。
八木が一時期30本近く打ったが永くは持たず。
星野政権下で濱中という若き4番が期待されたが、怪我した後全然駄目。
今のメンバーだと大山、佐藤が候補かな。でも打率は残せなさそうで物足りない。。
せめて佐藤が毎年ホームラン王候補になるぐらいになればなぁ。
今日あたり首位陥落か。

プロ野球全体で言うと、掛布の打撃スタイルを引き継ぐのはカープの前田智徳、その後松井、イチローと言ったところでしょうか。イチローの後がいない。
雰囲気的には中日の高橋とかかな。伸び悩んでるけど。

という、掛布氏にまつわる能書きでした。
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