GWで東京に帰っており、映画の日に表題の映画を見に行きました。
アカデミー賞を獲った映画です。
ブラピが製作に関わってます。
ネットの評判はかなり悪いです。。

実際日本では受けなかったようで、近所の大きい映画館では深夜しか上映しておらず、
少し離れた映画館で昼間見ました。
映画の日だったこともあり、ほぼ満員でした。

内容は黒人、麻薬、ゲイというのが主なテーマで
いずれも日本人には馴染みがないために見て後悔したという人が多いのだろうと思いました。
アカデミー賞発表の直前にトランプが人種差別発言をしたために、
それに反発するためにこの映画が作品賞になったとも言われています。
普通に見ればララランドの方が上だとも。

主人公の黒人少年。
いじめられっ子で母親は薬漬けの売春婦。
それを見かねた麻薬密売人の男がその少年の世話を何かとする。

場面変わって主人公は高校生位に成長する。
世話を焼いてくれた密売人男は死んでもういない。
少年時代からの唯一の親友と同性愛になる。
学校では相変わらずいじめられ、いじめの中でその親友にも裏切られ
暴力事件を起こし逮捕される。

場面変わって主人公は大人になり、やり手の麻薬密売人になっている。
体格も筋肉質で、少年時代に世話になった密売人そっくりになっている。
晩年を施設みたいなところで過ごしている母親に謝られ和解する。
同性愛の元親友から連絡があり久しぶりに会いたいと言われ、会いに行く。

元親友は昔と違って痩せ気味になっている。
両者の体つきは逆転した感じ。
彼は料理人になっていた。服役して料理を習ったとか。
結婚し子供がいて離婚している。
昔裏切ったことを謝罪する。そして主人公の変わりように驚く。
主人公はあの一回以後、性体験が無いといい、最後再び交わって終わる。

こんな感じの話でした。
正直ゲイのくだりは要らない気がしたが、アメリカでは必要な要素なのだろう。
終始暗い雰囲気なのは、ブラピの好みなのかなと思う。
昔、チョコレートというひたすら暗い映画があったがそれと似た雰囲気でした。

大人になった二人の風貌を意識的にミスマッチ的にしてたのであれば、
そこだけは秀逸だなと思った。
また、密売人になった主人公は、きっと近い将来殺されるんだろうな。
などと考えさせられる。

それ以外はあまり真新しくない話だったが、暗いのは嫌いじゃ無いので
見て後悔は無い。
でも、きっとララランドの方が面白いだろうなと思いました。