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どれも待ち人数が数百人で、当分回ってこないなぁと思っていた。
先日、そのうちの一冊、天童荒太「悼む人」が回って来た。
それを読み終わった頃、あの「1Q84上巻」が回って来て、今読んでます。
自分の読書量はそれほど多くはなく、平均程度かそれ以下だと思う。
その中で好みで優れた作家だと思える人を勝手にランキングすると、
山崎豊子、松本清張が最上位ランク
東野圭吾がその次
村上春樹、天童荒太がその次
っていう感じです。
私は基本的に人間の黒い部分を書いた話しか受け付けません(笑)
山崎、松本は世の中のしくみの知ってはいけないところをノンフィクション風
に書いて、知らせてくれるという印象がある。
小説風でありながらほぼ実話だったりする。
読後、驚愕しながらも得した気分になります。
山崎の「不毛地帯」のドラマも面白そうだ。
唐沢寿明って見かけによらず、たいした演技力だと思った。
「沈まぬ太陽」なんかJAL崩壊の絶妙なタイミングでの映画化だと思う。
東野の小説はとても読みやすい。
理系出身というところもなんとなく好感が持てる。
「さまよう刃」が映画化されたようだけど、犯行のビデオ映像ってさすがに
映画では再現できないだろう。やばすぎるし。
村上、天童は面白いけどジャンルが偏ってて、何冊も読むと少々飽きてくる気がする。
村上の「ノルウェーの森」を大学生の時読んでものすごく面白かったのだけど、
その後の小説はパターンとしては
不思議系、セックス描写、洋楽、酒、料理する描写が沢山出てくる
というのがだいたい決まってる気がする。
「わるくない」とか「やれやれ」とかいうせりふも多い。
天童は人の死によっぽど関心があるようですね。
といっても私は「永遠の仔」と「悼む人」しか読んだことがないのだけど。
悪くないけど、読後ちと暗い気分になります。
お前何様やねん!と言われそうなことを書き綴ってしまいました。