いつの間にかクリスマスも過ぎ去っていました。
単身のクリスマスも今年で終わりの予定ですが、一年後は家族に捨てられて本当の孤独なクリスマスかも。。

義兄が先週交通事故に遭って手術し、今も入院中です。
歩行中に信号無視の車にぶつかって鎖骨が折れたんだとか。
鎖骨以外は元気で大事には至ってないとのこと。
義兄は大手企業の海外関連会社で社長までした人。
今は帰国し定年を迎え嘱託でなお働いている。
一方50過ぎでさっさとニートになる私。
車に轢かれるべきはどう考えても私の方なのに、、
世の中ままならないことが多すぎる。

さて、ブラック企業大賞ですっかり有名になった某製造メーカーで、新入社員がパワハラ自殺したという、もはや聞き飽きたようなニュースがあった。
同じ業界にいる(間もなく過去形になるが)私はその職場の内情が何となく想像できるので思うことを書いてみます。

新入社員は研修生と呼ばれ、集合研修を経て6月頃に仮配属となり、教育担当が一人付いて業務をする。そして翌3月に研修の成果を論文にし、偉い人達の前で発表し、4月から本配属となる。
教育担当はその論文作成の世話もし、発表の練習に付き合ったりもする。
教育担当と言っても30代位の社員で、自分の仕事が山ほどある中その片手間に新人の世話をすることになる。もちろん自分から教育担当になるわけでなく、上から押し付けられて仕方なくなるのである。

そういう背景があり、今回の加害者である教育担当はもともと口が悪いのもあるが、やりたくもない新人教育を押し付けられた不満、自分の本来業務のストレス、新人が無能であることのストレス、等から次第にエスカレートして行ったと思われる。

とは言え、死ね等と言うのはさすがに問題になることはわかるはずである。
推測だが、この教育担当は今の職場から離れたかった、または会社自体辞めたかったのかなと思う。
それでわざと暴言を吐き、処分されたかったのかも。
さすがに自殺されるのは想定外だっただろうが。
それぐらい彼もストレスに追い詰められてたのかも知れない。
勿論言い訳にもならないし、被害者の新入社員は気の毒でしかないけども。

周りの連中も知っていながら当然のように誰も助けない。
皆自分のストレスでいっぱいいっぱいで他人を思いやれる状態ではないから。
それは日本の技術系総合職はどこでも同じである。チームプレイ等無い。
ミーティングも自分の進捗遅れを責められた時の言い訳に終始し、中身は全く無い。

今回の騒ぎで、教育担当は当然懲戒解雇となる。彼が家庭持ちかどうかは知らないが、家族ごと遠くに引っ越しすることになるだろう。ネットで名前も明かされているし。
この職場の課長も半ば強制的に会社を去ることになるだろう。当然である。
他の課員も、推測だが全員自己都合退職すると思う。
こんな職場に居るのは嫌だろうし、元々辞めたかったので良いきっかけが出来たと思ってるのではないかと思う。
かくして職場ごと消滅するだろうと思う。

そういうことが技術系総合職では定期的に起こる。
何故日本の企業はこうなってしまうのか?
身も蓋も無い言い方をすれば、日本人は無能だから、に尽きる。

自殺した彼は、もし違う会社に入っていれば元気に生きて行けただろうか?
そこでも結局いつかは挫折し、自殺を考えるだろうか。。
25年以上も底辺で苦しみ続けた私は、
底辺を知らなかった11歳頃に戻って自殺したいなぁ、と思うことがよくある。
日本では仕事の出来ない男は生きる方法が無い。
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