人生谷あり底あり

うつ病休職歴あり、自殺未遂歴あり。 2020年6月に早期退職しました。ニート生活を経て2021年4月より底辺職をしながら細々と生きる初老クソ親父の無駄口です...

タグ:ヒース・レジャー

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先日の土曜日に映画を見に行って来ました。
映画館に行くのは去年末にボヘミアンラプソディを見て以来、約1年ぶり。
昔は年間18本位見に行ってたのに。。
数少ない趣味の映画鑑賞が年1回って、なんてこった。。ほぼ老衰死してるのと変わらない。。

見た映画はかねてから見たかった「Joker」です。
私が見た映画の中の最高傑作の一つは「ダークナイト」だと思ってます。
その系列で、前評判も高くいろいろ物議をかもしてることもあり、期待して見に行きました。
ジョーカー役はダークナイトでは故ヒース・レジャーでしたが今回の主役ジョーカーはホアキン・フェニックスでした。どちらも負けず劣らずの怪演でした。

見終わってまず思うこと。
こんな映画を作って公開できるアメリカは凄いなぁ、こんな国にはかなわないなぁということ。
ストーリーだけでなくBGM も秀逸である。
ヘタレの日本ではいろんな批判を恐れて決して作れないだろう。
また、人生成功してる人、品行方正に生きてる人はこの映画見ても嫌悪感しか感じないだろう。
逆に私みたいな人生失敗ばかりの底辺の人、犯罪者予備軍の人、沢尻エリカなんかはこの映画を高く評価するだろう。
実際ネットの感想を見ると、自称勝ち組の上から目線の人達からは
「この映画を素晴らしいと言ってるような人は京アニ放火犯と同類」とかの書き込みが多い。

主人公アーサーがジョーカーになるまでの暗い暗いストーリーです。

簡単なあらすじ。
突然笑いが止まらなくなる、という精神障害を持ち、所謂コミュ障のアーサー。
老いた母親を介護しながらの貧しい生活。
コメディアンを夢見てピエロの仕事をしている。

舞台は荒廃してるゴッサムシティ(ほぼNY)。
仕事中に不良少年に邪魔されたり暴行を受けたり、気味悪がられたりの最悪の日々。
ある日地下鉄内で笑い出してしまい、居合わせたエリートサラリーマン3人組に因縁をつけられ暴行を受け、弾みで3人を殺してしまう。
逃亡に成功するがピエロのメイクを目撃されニュースになる。そしていつしかピエロは富裕層を成敗する正義のヒーローとして貧乏人のシンボルとなる。

アーサーのその後の人生も失敗の連続。
ピエロもクビになり、コメディーのショーに出るも出だしから笑いが止まらなくなり失敗。
また母親の秘密、自分の出生の秘密を知ってしまい、彼の暴走が本格化する。

ホアキン・フェニックスの狂気の演技が素晴らしい。彼は狂人の役が得意なのだろう。
精神障害、発達障害っぽい言動をよく表現している。

貧しい生い立ちから凶悪犯罪者になる人はだいたいこういう過程だろうなぁと想像出来る。
日本だと決して表現が許されないだろう。
アメリカでも実際これに感化された犯行が出てるとか。

ロバート・デ・ニーロは若い頃狂人役をよく熱演してたが、今回は成功したコメディアン役でジョーカーに殺される。

長くなってきたので次回に続きます。
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293267rsz150表題の映画を先日見ました。
本当はラブリーボーンを見るつもりだったのが、評判があまりにも悪いようなので急遽変更した。
でも、正直変更しなければよかったと思った。

テリー・ギリアム監督の独特な世界観(妄想の世界とでも言うのか)が表現されている。
同監督は昔「未来世紀ブラジル」「バロン」などでも同様な映像が展開されていて、
そういうのが好きな人にはきっとこの作品も面白かったのだろう。
そうでもない私には、映画館で見るほどでもなかったかも。

急逝したヒース・レジャー(写真)の遺作となったこの作品。
製作途中で彼が死んだので、同じ役をジョニデ、ジュードロウ、コリンファレルが少しずつ演じている。
その切り替え方がかなりうまくて、作品の評価をあげた感があります。

悪魔と取引して不死を得た男の話。鏡の中に入るとその人の理想郷が現れる。
選択肢が現れて間違った方を選ぶと悪魔に引き渡される。
など、興味深い内容ではある。
不死を得たことが最大の不幸だったとつぶやくところなど、大人向けにもなっている。

そういうところを思い出してみるとそれほど駄作でもないなぁと思う。
こないだ見たアバターのインパクトがありすぎたので、不満が大きいだけかもしれない。

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20080331003fl00003viewrsz150x米で史上2位の興行収入を記録したこの映画(1位はタイタニック)
去年公開時に見逃してしまい、今年IMAXで再上映した時は絶対見に行こうと思ってたのに、
結局都合がつかず見れずに終わった。

ところがこの映画がニコニコ動画で公開されていた。
ありがたいことだ。
ダークナイトがタダで見れるなんて(画面はちっちゃいけど)
早速見ました。

史上2位に値する作品でした。
子供用の漫画だったバットマンを、大人用の闇の映画として見事に仕上げている。
脚本書いた人は天才だと思いました。

ノー天気な価値観が全て覆される。
バットマンが活躍すればするほど、世の中は荒廃し、ジョーカーのような化け物を生み出す。
悪役ジョーカーは何の見返りも求めず、ただ人を恐怖に陥れたいという理由だけで殺しまくる。
死ぬことも痛みも全く恐れないジョーカー。
主人公の恋人は普通助かるもんだが(スパイダーマンみたく)、ここでは悲惨な死を遂げる。
全く手が付けられない暗闇。
最後、バットマンは悪者(ダークナイト)と化して終わる。

バットマン=投資で稼ぎまくる金融マン、ジョーカー=リーマンショック
に例えたら現実の世界にあてはまるかも。。。とか連想してしまった。

映像も音楽もかっこいい。
こんな映画を作れるアメリカはやっぱすごいなぁと思いました。

続編が来年ぐらいに公開される予定とか。しかも全編IMAXで。
これは絶対見たい。
最近死にたいなぁと思うことが多いけど、これを見るまでは死ねない(笑)

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