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知り合いのブログで「絶望名人カフカの人生論」が紹介されていて、
興味を持って、書店に行きました。

書店で見つけて、面白かったら買おうと思ったのだけど、
面白すぎて、ページ数が少ないのでほぼ立ち読みできてしまった(笑)

カフカと言えば、「変身」などを書いた大作家ですが、
生前は評価されなかったようです。というか本人も自作をクソと思ってたようで。

この本は彼の生前の日記にある、ありとあらゆるネガティブな嘆きを紹介
したものです。
今なら似たようなことをブログやらツイートする人も多いだろうけど
(自分も含めて)
わかりやすく表現しているところがさすが作家です。

絶望し続けた人生。仕事にも家族にも不眠にも結婚にも絶望し、
唯一前向きになれたのは肺の病気になった時
(それで仕事を辞められたし、死にも近づけるからか)
という、今の自分にはとても好感の持てるメッセージの数々でした。

当時の彼から文学と仕事の才能を抜いたら、今の自分とぴったり一致
するなぁと思いました。

代表作の「変身」という作品は子供の頃読んだはずだけど、
当時は単に虫になるへんな話という印象でした。
今ネットであらすじを読んでいると、なかなか奥が深い話だ思いました。

虫になった主人公=働けなくなった家庭持ちサラリーマン
とすると現代の日本にピッタリです。
自分が死ぬことによって残された家族が幸せになれるというところが。

他の作品も読んでみたい気になりました。

明日から本格的に仕事が始まる。
昨夜は2時まで眠れなかった。
睡眠薬も2錠に増えた。

自分はこれからどうなっていくのだろう。