もうすぐ10月も終わりです。
上着を着る季節になって来ました。

間もなく日本シリーズが始まる。
阪神が日本シリーズに出るのは2014年以来。この時は1勝4敗で敗退。
リーグ優勝チームとして出るのは2005年以来。この時は0勝4敗で完敗。
今回万一日本一になったら、1985年以来で私の人生で阪神日本一の見納めになるだろうけど、まぁ勝つのは無理だろう。
相手はオリックスということで関西出身の私としては負けてもあまり腹は立たない。
才木、村上、青柳といった投手陣がどこまでオリ打線に通用するか注目したい。他の投手はたぶん通用しない。
言うまでも無いが阪神打線はオリ投手陣は全く打てないだろう。
打つとしたらミエセスの出会い頭の一発ぐらいか。
ただしそれは大差で負けてる時。。

最近、Tverでいろんな番組やドラマの配信を見てます。
他にすることがあるやろ!と自分でツッコミを入れたくもなるが、底辺職で家庭内離婚状態の上今後一切勉強することを辞めた私には、意外にすることが無い。
まぁ歳が歳なので、何をしようが何の意味も無いことだけは断言できます。

で、最近ドラマ「愛という名のもとに」全12話を見て、いろいろ感慨深かった。
1992年1〜3月に放映された。私が就職する直前の3ヶ月でした。
脚本野島伸司。出演は鈴木保奈美、唐沢寿明、江口洋介等。
青臭い青春群像劇である。
放映当時から話題になってたが、当時暗い大学生だった私は、そんなリア充(当時そんな言葉は無かったが)達がワチャワチャやっとる話には目を背けてました。
30年以上経ち人生が実質終わったも同然の今は素直な気持ちで見れました。
主題歌はじめ浜田省吾の歌がやたら使われ、毎話のサブタイトルも歌の題名になってた(浜田以外の歌もあり)

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大学のボート部の仲間男女7人(さんまの男女7人シリーズとは男女の人数が逆)が、卒業3年後再会し、それぞれ苦悩しながら生きていくという話で、外国の「セント・エルモス・ファイアー」という映画を日本風にアレンジしたとも言われている。

出演者の多くは今も俳優を続けているが、30年前は何と言っても若い。肌がツルツルしている。
唐沢寿明なんかめっちゃイケメンだし、江口洋介は長髪ながら非常に魅力的な人物を演じている。
中学生役の山本耕史にはちょっと笑った。

30年も経つと今では無い場面も多くて面白い。
まず大学の仲間7人が卒業後3年経っても皆同じ東京に住んで、しょっちゅう同じレストランに集まれる(それも大学時代と同じ)という設定がなんともですが。

当時は携帯が無いので職場に私用の電話をかけまくってるのが微笑ましい。
ルビー・モレノがジャパゆきさん役で出るが、これが逆転して日本人女性がフィリピンで出稼ぎダンサーになる日も近いだろう。(もうなってる?)
古き良き時代と思うのが、パワハラどころか暴力全開のビッグモーター的上司が出てくるところ。
今ではこういう奴等は干されるが、こういう奴等こそ経済成長を担ってたんだろうなと思う。

主人公は鈴木保奈美だが、唐沢寿明、江口洋介と3人が中心で展開していく。
脚本の野島伸司曰く1番描きたかった人物は7人のうち1番影が薄い中野英雄演じるチョロだそうな。
チョロは鈴木にずっと片想いし、唐沢、江口の引き立て役。
証券会社で上述のビッグモーター上司にボロくそに扱われ、ルビー・モレノに200万円騙し取られ(顧客の金を横領して用意)、あげく首吊り自殺する。
私にとっても唯一共感できる登場人物でした。
首吊り自殺を遂行できただけ立派だ。私はできんかった。。

1番羨ましい役は森本レオ。(当時50歳ぐらいか)
開業医で家庭持ちながら、中島宏海(この女優はよく知らない)と不倫する。普通不倫する中年野郎は最後は懲らしめられるに決まってるが、ここでは中島からずっと付き合っていくと宣言される。
今の時代なら絶対受け入れられない脚本。
ぶっちゃけ、不倫する男って、それだけ魅力がある(資金的な魅力が多分にあるだろうけど)んだから現実には延々続くことだって多いと思う。終わってもすぐ次の不倫相手が出来たりして。。
後、江口がタバコを吸うシーンが多く、昔は良かったなぁとつくづく思う。
今じゃコンプラかなんか知らんけどドラマで喫煙シーンは無い。
現実には喫煙所が人でごった返してるけど。。

とまぁ、30年前に思いを馳せながらドラマを見たという話でした。
野島伸司はこのドラマに味をしめたのか、以降闇っぽい話のドラマを連発するようになったそうです。

同時代のドラマで「あなただけ見えない」というサイコパスっぽいのがあるらしく、それもいつか見れる時があれば見たい。

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