退職する日が半月ほど延びそうです。
その顛末はまたいつか書こうと思いますが。
娘の就活も失敗続きで毎日泣いてるらしいし、生きるってホント大変だなぁ。
人間に生まれてしまったのは前世で何からやかした罰なんだろうなぁ。

さて、Joker のウンチクの続きですが、、

主人公アーサーの母親ペニーは、かつて大富豪ウェイン家の家政婦をしていた。
ペニーの秘密は、ウェイン家の主人トーマスと不倫をして生んだのがアーサーだということ。
で、実はそれは精神障害を持ったペニーの妄想で(家政婦してたのは本当)、本当はアーサーはペニーが養子としてもらってきた子であった。つまりアーサー親子は血の繋がりは無い。
またアーサーはずっと虐待を受けて育ち、そのせいで脳に障害を負って今のように生きにくくなっているのであった。
虐待したのは実の両親なのかペニーとその旦那なのかはよくわからなかった。たぶん後者。

一連のその事実を知ったアーサーは完全にキレる。
ペニーを窒息死させる。前の仕事で自分を裏切った元同僚をハサミでめった刺しして殺す。
またアーサーは同じアパートの母子家庭親子の母親と淡い恋愛をしていたが、実はそれはアーサーの妄想でただの顔見知りに過ぎないことがわかる。これでさらに世の中に背を向ける。

仕上げはテレビのコメディーショーへの出演。
司会者マレー(ロバート・デ・ニーロ)はアーサーの過去の失敗したステージに興味を持ち、笑い者にするために呼んだのである。
マレーに憧れてたアーサーだが、彼の意図を知り、ピエロ姿で出演。「Joker と呼んでくれ」と言い、生放送でエリート3人殺しを告白し、マレーを射殺する。

その頃街は今の香港のようにピエロ集団が暴徒と化して無法地帯になっていた。
護送されるジョーカーのパトカーは襲撃され、ジョーカーは助け出され大声援の中パトカーの上でダンスする。

この街から逃げ出そうとしていた大富豪ウェイン一家。
しかしジョーカーに感化されたピエロ覆面男に見つかり、夫婦は射殺される。
眼の前で両親を殺された息子ブルース・ウェインは後のバットマンになる。

エピローグ。
精神病棟で医者と話すジョーカー。
「面白い話を思いついた」と言って笑う。
この笑いは彼の唯一の笑いだと監督はコメントしている。
次の場面。ジョーカーは血の足跡をつけながら病院の廊下を颯爽と去って行く。

こんな内容でした。
感想を見てると、最後の病院のシーンだけが現実でそれまでの話はジョーカーの作り話じゃないかという見解もあった。
そこは深く考えても意味は無い。
アーサーがジョーカーになっていくリアルな過程にこの映画の意味があると思う。

有能な人にとってはこの話は何も響かないと思う。
金持ちが理不尽に殺されたりしてむしろ駄作だと感じるだろう。
私にとってはJoker になったアーサーは、負け組の反撃を見るようで痛快でした。
銃社会は良いなぁ。

現実の世界はどうなのか。
不幸な生い立ちから犯罪者になった人は、結局最後は破滅すると思う。
本当の悪人は生まれた時から徹底的に悪人だと思う。
そういう奴が世の中を動かしている。現実は常に最後は悪が勝つ。
悪という概念も人間が勝手に作り出した価値観なのでよくわからないけども。。
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