久しぶりに本を読みました。
ネット見てたらちょっと話題になってたので、
自分好みの内容かもと、タイトルの本を。

作者は私より10歳位若い。
精神科医をしていたのかどうかは不明だが、
現在の精神医学でこの小説の内容が実現できるのは多分半分も無い、あとはフィクションだと思われる。

ECTという、電気ショック治療は本当にあるらしい。
あまりにも辛い体験をした人に、麻酔を射って電気ショックを与えて記憶を無くさせるような治療とのこと。

もしかしたら首を吊った記憶が無い私はそういう治療をされたのだろうか?

この小説では、過去に性的虐待などを受けた重度の鬱病女性が、ECTで記憶を無くす治療を受け、主人公の精神科医と恋愛関係になる。
しかしその暗い記憶はいつか甦ってしまい、自殺してしまう。

性的虐待に関わってた二人の男に、主人公の精神科医が復讐する。
その方法がECTを使って記憶を完全に作り替えて自殺に追い込む、又は他人を殺させるという方法。
さすがに現実にそんなことは不可能と思うけど、宗教団体やアメリカの機関とかが本気で研究してそうである。

他にもいろんな復讐を遂げた主人公は、最後は自分を平凡な幸せな人生に書き替える治療を始めるところで話が終わる。

いかにも映像化されそうな話に思える。
ハンニバルでこれに近いような話もありそうである。

後半のフィクションの部分がちょっとSFっぽ過ぎる気はするが、短時間で読めてなかなか楽しめました。