だいぶ前に読み終わったのだけど、
表題の小説を読み終わった。

前にも書いたが、福山市市政100年を記念物して福山出身の
作家に本を書かせて映画化したものです。

映画は大コケしました。
福山市民以外には、わざわざ見に行く価値は無いのだろう。
たとえ玉木宏ファンだとしても。

それでも小説の上巻はそこそこ面白かった。
下巻で完結まで読むと、つまらんかったとしか言いようが無い、、

ただ、この島田荘司という作者は女性の描写がうまい。
女の本性をよく理解してるなぁと思う。

あとがきの書評にも書かれていたが、
この小説には主に3人の女性が登場する。
その3人とも自己愛が強烈に強い。
自分の欲を実現するために、とことん男を利用する。
性欲の相手にはなっても恋愛の相手にはならない。
男は自分の役に立つためだけに存在する。

自分も50年近く生きてきて、女のほとんどはこういう生き物だなぁ
とは痛感している。

この小説で共感出来たのはそこだけだった。
 
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