会社の労働組合で映画のチケットがポップコーン付きで1080円で買えることを知った。
というわけでそのチケットを使って早速タイトルの映画を見に行った。

クリント・イーストウッド監督だし、アカデミー作品賞にもノミネートされてたし、
(受賞しなかったけど)評価もそこそこ良さそうだったので、若干期待して行ったのだけど、、

失敗でした。クリント・イーストウッドももうマンネリ気味だなぁ。

ネイビーシールズに所属していたイラク戦争の伝説のスナイパー、クリス・カイルの実話的な話です。
クリス・カイルは私より6つも年下。そんな人がもう伝説になってるんだなぁ。。。

狙撃により殺害した人数は160人を超えるらしい。
戦場で数々の実績を上げながら心に傷を負っていく。
とは言いながら、あれだけの人数射殺してる割には平然としている印象。

似たテーマでかつてアカデミー賞獲ったハートロッカーの方が、狂気をうまく描いてて良かった。

イラク側にも似たようなスナイパーが登場するが、実在の人なら誰か知りたいところだ。
オリンピックに出た人らしいが。

話は当然ながら米軍を味方、イラク側を敵としている。
でも、自分のように年取ってくると、どうしてもイラク側に肩入れしてしまい、
米軍に犠牲者が出ると溜飲が下がる(笑)

最後、無事帰還したカイルは元軍人の心のサポートをしながら平穏に暮らすが、
結局味方の元軍人に射殺される。伝説のスナイパーにしては滑稽な死に方である。

彼の葬儀はダラス・カーボウイズのスタジアムで大々的に行われ、
殺した元軍人は最近無期懲役になったそうな。

これだけ大量殺人した人でも国葬扱いにするのがアメリカらしい。

クリント・イーストウッドはこれで見納めかな。