うつ病に倒れた時、もう一生友人関係とは連絡を断とうと決めた。

しかしながら、復職後なんとか仕事も休まずに二ヶ月過ごし(仕事が出来ているかは別問題)体調も食欲も予想外に良く、
気分的に友人との連絡を再開してみようかと思い始めた。

それでSNSで友人にコメントしたり自分の近況を少し書き込んだりした。

ほどなくして、関西在住の中高時代の友人から、仕事で山口に行くので帰りに会いたいと連絡があり、急で悩む間も無く承諾した。

医者と職場関係以外の人と会うのは久しぶりのこと。
風貌がすっかり変わって(特に頭髪)気付いてもらえないのではと心配したが、問題なく会えた。

病気のことは深く突っ込まれることもなく、学生時代の思い出に花が咲き、
無難に名残惜しみながら別れることが出来た。

中高生時代の同期はほとんどが大出世して企業の管理職や、起業して取締役、セレブ、
そんなのばかりで毎度お馴染みの劣等感に苛まれたが、いつものことである。

先日の映画鑑賞に続き、これで、また一般人並の生活に少し近づけたかなと小さい満足を感じた。

娘の受験が終わったら、週末を利用して広島を旅したり、名古屋や熊本の友人を訪ねたりしようかなと考えるまでになった。

全ては今後の仕事への適応次第で、そんな気分も吹っ飛ぶかも知れないが。