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有料で日本映画を見たことっていつ以来だろう。
日本語の映画は硫黄島からの手紙、ブラックレインなんか見たけど
あれは一応ハリウッド作品。
純粋な日本作品になると中学の時に見た「セーラー服と機関銃」以来かも(笑)

と言っても、この「悪人」の監督は在日韓国人ですが。

お金払ってでもこれを映画館で見たかったというわけでもなく、
割引チケットの有効期限が今年限りだったので、
年内はもういい映画がないと判断してこれを見に行きました。

前置きが長くなったけど、この作品。悪くはなかったです。

映像センスが良かったと思う。
全体的に薄暗い映像、雨の場面が多いところ。
そこはなんとなく「セブン」に似た感じもあります。
ラストで妻夫木が深津の首を絞めるシーンは
暗闇で妻夫木の目が青く光ってて、なかなか芸術的な映像だったと思う。
このあたりは韓国的なセンスなのかも。

話自体はわりと単純だけど140分ほどあり、ちょっと間延びした感もありました。
妻夫木の熱演は良かったけど、あの役はもっとブ男がやらないと現実感が乏しいかも。
深津絵里の妙にやせ細った顔、体はあの役にマッチして外国でも評価されたようです。
額に血管が浮き出ている。彼女は高血圧なのかもしれん(関係ないけど)
全編九州弁だったのも、貧しい雰囲気を醸し出していてよかった。
(九州の人に失礼かな)

日本映画はテレビでもめったに見ないけど、きっと出色の出来の一つだと思います。
ただ、暗い話なので一般受けはしないだろう。