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という本を読みました。
著者は今人気の池上彰です。

この不況で、娯楽に金をかけれなくなった人がテレビでも見てたら、
世の中のしくみを解説してる池上を目にするようになって
人気が出てきた。といったところでしょうか。

そういう自分も暑くて何もする気が無い時にひまつぶしにこれを
読みました。もちろん買わずに図書館です(笑)

ページ数が少なくあっという間に読めた。
民主党政権に変わった頃に書かれた本で、民主党に期待する内容が書かれて
いたが、今だったらこの部分は非現実ということでカットされるだろう。

国内情勢は興味無いので(どうせこの国は終わる)読み飛ばし、
海外の情勢は興味深く読みました。

なるほどと思ったのは世界には、『宗教』、『民族』、『資源』
の3つの対立構造があり、 イスラム圏はすべて揃っているから戦争も
起こりやすいということ。
その点日本は幸運なのかも。

また、イスラム教について書かれてあって、要は
「生きてる間は修行であり我慢、苦労し続けろ、楽しみは死んで天国に行った後で」
という感じの教えなのだそうな。
つまり人生はクソであり、早く死んだもん勝ちということで自爆テロに走るのだろう。
日本のサラリーマンも、これとまったく同じ考えを強要されてる気がする。

中国、インドが今後経済発展して世界の中心になるという意見がとても多いが、
これを読んでいると一党独裁で汚職天国の中国、カースト制が続くインドは
経済発展の潜在能力はあっても、人格的にリーダーにはなれないだろうなと思った。
性根が腐っているというか。
50年後ぐらいになるとわからないけど。

今は世界中の大半の人が不幸で苦労だらけの生活をしてる。
これこそが人間の本来の姿で、「人間に生まれたことははずれくじを引いたことである」
と思う今日この頃です。