8017d61b.jpe近所の映画館で半年遅れで公開している表題の映画を見ました。
インフルエンザも収まり、そろそろ映画館もいいだろうということで。

キューバ革命を成功させた英雄チェ・ゲバラ(チェは愛称らしい)の革命成功までをドキュメントタッチで描いたものです。全編スペイン語。
感想は、、、キューバに興味がない人にはさっぱりわからんのじゃないかと思いました。
ゲリラ戦を淡々と、記録映画みたいに進行して行きます。
一般受けすることを放棄した映画です。
でも、私にとってはそれほど悪くなかったです。

監督のソダバーグという人はトラフィックというアカデミー賞作品の監督した人。
トラフィックはとても良かったが、これも決して一般受けするものではなかった。
そういうのが好きな人なんでしょうね。

ゲバラを演じるベニチオ・デル・トロ(変わった名前だ)はトラフィックにも出てた俳優です。
きっとソダバーグと仲がいいのでしょうね。
本物のチェ・ゲバラはたいそうハンサムだったらしく、本人よりもブ男な俳優が演じるのは極めて珍しいことかもしれません(笑)

淡々とした映画ではありましたが、ゲバラの頭の良さや人望。戦闘場面のリアルさはそれなりに良かった。
ゲバラ以外の人の顔が覚えられなくて、途中で死ぬ人が重要な人なのかどうかわからんかった。
(外国の戦争映画では必ずそういうのはありますが)

続編の39歳別れの手紙はどうしようかな。
他国に革命を求めて死んでいくまでを描いているらしいので、さらに暗くマニアックな内容になってそうです。
でも見に行きそうだな。

ちなみにキューバのカストロ議長は、金正日なみの独裁者だろうと勝手に思っていたが、
銅像を作らない、子供を政治家にしない、
などわりと潔白な人らしい。とウィキペディアに書いていた。