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昨日の続きです。
「クイズミリオネア」に出演したジャマールは
それまでの過酷な人生の過程で知ったことがクイズに出て正解を繰り返します。
警察も納得し、釈放され、最後の問題に挑みます。

その頃兄サリームは、意を決してラティカを逃がすことにします。
自分の携帯と車を渡して逃がします。

ジャマールは最後の問題がわからず、電話で助けを求める。
知ってる番号は兄の携帯だけ。かけるとラティカが出る。
ラティカが元気であることを知って喜ぶジャマール。
しかし答えはわからないまま。

これをテレビで見たマフィアのボスはサリームの裏切りを知り、
サリームは殺されてしまいます。

ジャマールは結局勘で答えた最後の問題が正解し、ミリオネアになります。
そして駅のホームでラティカと会い、エンディング。

という話でした。(説明が長すぎた....)

この映画の評価が高かったのは、設定の面白さと
登場人物が過酷な人生をパワフルに走り抜けて行くところでしょうか。
この不況な日々にはそういう作品が好まれるのでしょう。

でも、インドの過酷な現状が興味本位で取り上げられてるという感じもちょっとして、欧米の金持ち連中の上から目線も感じてしまいます。
監督がイギリス人だからなおさら。

実際私が見て強烈に印象に残るのは、話の面白さよりも
汚らしく貧しい生活、物乞いの悲しい人生でした。

まんがの島耕作がインドに赴任した時、同情をひくために我が子の両腕を切って物乞いにさせる親もいるという話が紹介されてました。

そういう絶望的な現状を知らしめるのは意義があるのだろうけど、いまいち気に入らない。

インドの俳優は日本以上に美男美女が多そうです。
理系の天才が多く、経済的には日本をあっと言う間に抜くだろうとよく言われていますが。
人口が多すぎることが、なかなか貧困から抜け出せない理由でしょうか?
正直インド人に生まれなくてよかったなぁと思いました。

そういえば、先日Yahooの記事で、
ラティカの子供時代を演じた女の子が高額で養子に出された
というのを見ました。
本当かどうかは不明ですが、まだまだ貧困な人が圧倒多数な国なんだなぁ。
と思ってしまいました。