
平日なのにほぼ満席、よく考えたら水曜日のレディースデーだった。
失敗した....
前置きはさておいて、
監督クリント・イーストウッドは人間の醜さや絶望的な悲しみを描くのが得意なようですが、
今回のチェンジリングもそれにはまっていました。
本作はわずかながら希望も垣間見えます。
それがさらに悲しみを誘ったりもするのですが。
その点が同監督作の「ミスティックリバー」「ミリオンダラーベイビー」と違うところかもしれません。
小学生の息子を持つ親だったら直視するのは辛いかもしれません。
私には娘しかいないけど、かなり辛かったです。
主演はアンジェリーナ・ジョリー。
映画館で見るのは初めてでしたが、子を失い焦燥してやつれていく様はとてもよかったと思います。今までイロモノ女優だと思っていましたが。
これは真実の物語、と冒頭に出てきます。
連続児童殺害犯や警察の腐敗は本当のようです。
アメリカに限らずそういうことは昔から沢山あったのでしょう。
偽者の息子も本当にいたらしい。(継母が嫌いだから家出たかったとか)
ラスト近くに、主人公の息子ウォルター少年と同様、殺人犯に捕まった少年が逃げ延びて5年後に見つかります。
彼は「ウォルターが逃げるのを助けてくれた」と証言します。
この部分はきっとフィクションでしょう。
ウォルター少年が犯人の元から逃げ出せたのか、あるいは殺されたのか、映画の中でははっきりさせませんでした。
現実は犯人はウォルター殺害を認めたそうです。
20人も殺して白骨が誰のかわからないため(当時はDNA鑑定も無いし)母親は息子の生存を信じて死ぬまで探したとのこと。
話は変わりますが、主人公親子は母子家庭でありながら相当広いいい家に住んでました。
あの時代(約80年前)アメリカは相当豊かだったのかなぁ。
今はボロボロだけど。
changelingとは「取替え子」のこと。
コメント
コメント一覧 (2)
私も映画が好きで、今年は沢山観ています♪
「チェンジリング」は、辛そうなので、観に行く予定にはないのですが、イーストウッドの映画は何も観た事ないので、興味はあるんですけどね〜。。悲しすぎる現実って存在するんですよね(T_T)
イーストウッド作品はどれも悲しい話なので、落ち込んでる時なんかに見たら立ち直れなくなるかもしれません(笑)