人生谷あり底あり

うつ病休職歴あり、自殺未遂歴あり。 2020年6月に早期退職しました。ニート生活を経て2021年4月より底辺職をしながら細々と生きる初老クソ親父の無駄口です...

2017年09月

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50歳まであと数ヶ月。
もう初老といってもいい歳だが、私の体はもう臨終間近の後期高齢者のようである。

歯周病が酷い私は、今年3月に下の奥歯の一本が揺れ出した。
その歯で物を噛むと強烈に痛い。
歯茎もやせ細って歯根も溶けてしまっていた。
結局その歯は先月抜いた。
一番奥なので入れ歯もインプラントもしていないが、

そしたら最近、逆側の奥歯が痛み出した。(T_T)
まだグラグラではないが、同じ状況で近いうちに抜けることは感覚的にわかる。。
早晩総入れ歯になるだろう。
もう80か90の老人と同じである。(;_;)

自分に自慢できることは何一つ無いが、この年齢のおっさんにしては太ってない方だと思っていた。
しかし、最近太ってきてしまった。
体重の割には脂肪が多く、筋肉が少ない。
運動を一切しないので、今後は食べる量を大幅に減らさなければと思う。
情けない。。。

不眠症は相変わらず。起きてる間はずっと眠いのに眠れないという無限地獄のような日々。

一番怖いのが、4年前の最悪な鬱が戻りつつあること。
仕事がずっと辛くて嫌だったが、最近は上司も厳しくなってきたし、落ちこぼれぶりが広まって若い設計者に馬鹿にされている気がするし、
もう全て投げ出したくなっている。
もう誰とも関わりたくない。ずっと引きこもっていたい。

私は人生に楽しいことは求めない。
その代わり苦しいことも一切したくない。。
今の生活は苦痛だけ。体もあちこちが死に行く準備をしてるようだ。

娘が自立するであろう3年半後までは何とか仕事続けようと思っていたが、それも風前の灯。
先が見えない。

4年前に死んでた方が良かったんじゃないのか!
 

4
広島カープはめでたく2年連続リーグ優勝を決めました。

水沼氏の講演内容を詳細に書こうかと思ったのだが、内容が極々一部のオールドプロ野球マニアにしかわからないので、
それは辞めて、断片的に書くに留めることにします。(笑)

水沼氏は報徳学園で甲子園にも出場している。
それは私が生まれた頃なので、もちろん知らないが。

その頃、尼崎にとんでもない中学生がいるという噂があり、その子を連れてきて水沼が投球を受けた。
今までに経験したことも無い物凄い重い球だったとか。
その球を投げたのは、中学生の江夏豊。
すぐさま報徳学園に入学させるべく試験を受けさせたが、白紙で提出し校長を激怒させ、入学は叶わなかったらしい。(笑)
結局江夏は創立したばかりの大阪学院という高校に行った。

水沼氏の大学時代の話。
中央大学に進学して野球部の主力となり大学日本一にもなった。
卒業後は社会人の日本石油に内定し、大学3年の時から日石の練習に参加して小遣いももらってたそうな。
しかし、予想外の広島からの指名を受け悩んだ末に入団。
それ以来今に至るまで、日石は中央大学から人を取らなくなったとのこと。
まるで後の桑田と早大の関係と同じである。
当時の中大野球部は付き人制だった。
まるでPL学園みたいである。
水沼氏の付き人は後に近鉄で活躍し日本シリーズで対戦する石渡氏だった。
当時も、きっと今も大学野球部はいじめが横行していて、石渡を執拗に苛める上級生がいたので優勝旅行に行った時にそいつを返り討ちにしてやったと宣ってました。
その人の名前も言ってた。(笑)

時は流れて、現役を引退し中日のコーチをしてた時の話。
ある日突然親会社の中日新聞から
「今年は優勝してはいけない」
との命令があったとか。
理由は、翌年の監督に星野が就任することが内定したから。
当時の監督だった山内一弘は自棄になって、占いで先発投手を決めたりして、
望み通り5位になったそうです。(笑)
そんな裏話も聞かせてくれた。

最後に今年のカープの話をしてました。
講演会の日は鈴木誠也が骨折する前日だったが、
既に独走してるカープは優勝して日本シリーズも行けるだろうけど、ソフトバンクには負けると断言してました。
捕手目線では、カープ捕手の会沢は外角ばかり投げさせて駄目だ。
監督の緒方も采配がなってない。
とのことです。

長くなってしまった。
このくらいにしときます。
 

4
過去に何度か書いているが、
私の仕事は会社の売上に一銭も貢献していない。
そういう仕事しか出来ないからである。
その、どうでもいい仕事の1つに職場安全衛生というのがある。
見るからに無意味な仕事である。

だが、そういう仕事している人は世の中に結構いるらしい。
中にはそれだけを仕事にしている人もいる。

もう1ヶ月程前になるが、職場安全衛生の研究発表会というのが尾道市であり、本来は別の人が聴講に行くはずが、その人が病欠してたので自分が代理で聴きに行くことになった。
広島県内のいくつかの会社がプレゼンしてたが、ほとんど寝てました。(笑)

その後特別講演として、水沼四郎氏が登場した。

水沼氏というと、年配のプロ野球ファンなら誰でも知っている。
約40年前の広島カープが強かった頃の正捕手である。

御年70歳の水沼氏は、約10年前に脳梗塞で倒れ、死にかけたそうである。
必死のリハビリで回復し、今は片足の動きが若干鈍いが、日常生活は送れているとのこと。

彼の講演90分の内、その病気の話は15分程で、後は全部野球の話だった。(笑)
それが、私の年代の野球ファンにはドンピシャの面白さだったので、備忘録代りに講演内容を記録しようと思います。

私は父親の意向で12歳になる前に、私立中学受験の塾に行かされた。
それ以降今に至るまで、ずっと落ちこぼれの辛い人生を送っている。
まだ人生が暗転する前の11歳の時に江夏の21球で有名な広島vs近鉄の日本シリーズがあり、鮮明に覚えている。
その時全盛期だった水沼氏。
この日本シリーズを中心に話が展開されました。

つづく
 

4
9月になり、若干涼しくなってきた。
ようやくエアコンを付けずに過ごせている。

さて、表題の本を最近読みました。
数ヵ月前に「バラ色の未来」という作品を読んで
面白かったので、評価の高い本作も借りて読んでみました。

もう10年ぐらい前の作品です。
2008年の北京オリンピックの開幕に合わせて中国で世界最大の原発を稼働させる。
という話。
技術顧問として日本から来た原発技術者と、恵まれない地方出身ながら中国共産党幹部にまでのし上がって来た男の二人が主人公。

政治が腐敗しきってる中国。技術も未熟で労働者のモラルも全くない中、日本人スタッフの必死な努力で原発稼働にこぎつけるが、中国人の杜撰な作業のせいでその直後に故障、火災、爆発。そしてSBO(ステーションブラックアウト、全電源喪失)になる。

作品のラストは主人公二人が命を賭けて火災を止めに行くところで終わるが、止められずにきっと二人とも死ぬんだろうなぁ、と思わせる。

言わずと知れた東日本大震災の東電福島原発でもSBOは発生した。
震災よりも何年も前に、まるで予知したかのようである。

この小説、中国人のあらゆる面を徹底的に悪く描き、日本人をひたすら善良で優秀であるかのように描写している。
最初はそれが読んでて心地よかったが、だんだん胸糞悪くなってくる。
日本人だってクズはいっぱいいるだろうがと、、

しかしネットで後日談みたいなのを見ると、作者は意図的にそうしたらしい。
本当は日本で原発事故が起きる話を書きたかったが、そうすると原発関係者に取材しても答えてくれないから中国の設定にしたとか。。
要は、日本人を礼賛してるかのような描写は日本人への強烈な皮肉であり、嘲笑ってるということである。
日本を舞台にしてたら、モロに東電原発事故のドキュメンタリーのような小説になっただろう。
メルトダウンとか屋根が吹き飛んで海水で冷やす等、福島で起こったことと同じことが小説の中で起こっている。
真山仁恐るべしと言ったところである。

この人にはもっと日本の絶望的な未来を予知する小説を書いて欲しいものである。
 

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