人生谷あり底あり

うつ病休職歴あり、自殺未遂歴あり。 2020年6月に早期退職しました。ニート生活を経て2021年4月より底辺職をしながら細々と生きる初老クソ親父の無駄口です...

2016年02月

3
この小説を読んだ話を前回書いたのは、だいぶ前になってしまった。

大学生の頃から数年はまっていた村上春樹作品ですが、
今回久しぶりに読みました。

一時期迷走しかけてたように思えた村上春樹ですが、この作品では
昔の雰囲気が若干戻って来ている気がしました。
ただ昔ほどの強い印象は無いかも。

最近ぽっと出で売れる若い作家の作品に比べると、文章が非常に心地好く読める。
これがプロの書く文章なんだなと思う。

話の筋は、相変わらずそこそこ仕事ができて、モテてセックス相手がいて、
音楽の趣味が良くて料理に煩い主人公です。
彼がいろんな経験をして、最後結論が出ないで終わります。
そうそう、主人公は必ず英語がペラペラというのも同じです。

ただ、村上氏は地下鉄サリン事件以来、犯罪集団やそれ系の怪しげな
コミュニティーに取り付かれているみたいで、1Q84に続いて
この作品にもそういう感じの描写が出て来る。
おまけに今回は男色にも言及している。
還暦位のおっさんが、何を書いてるんだ、と若干呆れるところもありました。

また、いつものパターンで主人公と関わる友人や恋人等も皆有能です。
私みたいなクソ人間は絶対出てきません(^-^)。
でも、その友人やら恋人やらと主人公との長い会話が読んでて心地いいです。
このへん私は体質が村上氏とあってるのかも知れません。

謎が謎のままで終わるところがいくつもあり、その点若干不安です。
読者に判断させる、というよりも、年だから結末考えるのが面倒になった
んじゃないかと思わ無くもないですが。。
それでも平積みのベストセラーだからたいしたもんです。

というわけで、内容にはあまり触れませんでしたが、
昔の思い出を交えた村上春樹小説について書きなぐって見ました。

村上以外の小説ですが、今興味を持っているのは
「殺人鬼フジコの衝動」という小説です。とってもエグイらしい。
3月末頃に資格試験を控えているので、読むとしたらその後になるが、
そのころまだ興味があったら読もうと思ってます。

1
今年は世間を騒がす事件のオンパレードだが、
今話題の最新ニュースは介護施設での3人連続転落死事件だろうか。
川崎での事件。

川崎と言えば、中一の子がリンチ殺人されたのも川崎ではなかったか。
首都圏の中では唯一関西に張り合える犯罪先進区域と言える
かもしれない(^.^;
そういえば主犯の子の親は未だに引っ越しもせずにいるらしい。
他の共犯者の親は皆引っ越したのに。
そのあたりの図々しさも関西チックである。
ちなみに主犯の母親はフィリピン人とかで、自宅の塀には
「フィリピンに帰れ!」と落書きされてるとか。。

介護施設の事件に戻ります。
犯人があの介護士だったのは、誰もが予想する通りだった。
彼は3人も殺したのだから、凶悪犯ということになるが、
やはりというか、彼を糾弾する声はほとんど聞こえない。
清原やゲス不倫議員なんかはボロクソに言われているのに。

それは当然で、彼はある意味救世主だからだろう。
「ロスト・ケア」という小説がまさにこれと同じような話である。

殺された3人の遺族はメディアには全く出てこない。
喜びを抑えて悲しいふりをする自信が無いからじゃないか?
悩みの種だった不要家族が死んでくれた上に賠償金まで貰えるかも
知れないのだから。

これをつくづく羨ましがってる人達は天文学的な数いるだろうと思う。

メディアでは、今後こんなことが起きないように、
介護施設の充実や介護士の待遇改善などを優等生的に主張しているが、
そうじゃないだろう。。。

老人が長く生きすぎてるのが絶対悪なのである。
うつ病で入院してた時、自分がいた病院は精神病院とは名ばかりの、
痴呆老人施設もどきだった。
家族は面会など来ることも無く、介護士は言うことを聞かない老人に対して
軽い暴力は奮っていたかもしれない。
でもそれを非難する気は1ミリも無い。

どんな老人でも選挙権を持ってるから、政権は選挙のために
老人を優遇し、若者を蔑ろにせざるを得ないのが現状。
もう、いい加減に害にしかならない老人は安楽死させてもいいのではないか?
長生きは悪であることを認識させるべきである。

介護士だって給料安いんだから皆辞めてしまえばいいのに。

といくら思ったところで、改善されることはきっと無い。
少なくとも私が生きている限りは。
こうして日本は害な老人ばかりが増え、有能な若者は国を捨てて移住していく
のだろう。日本に残るのはカスみたいな奴だけ。
あるいは外国の若者を移民として受け入れる?
いやいや、日本にそんなことをする度量があるわけがない。

私もじきに老人になるので、カスの一員として国と一緒に滅んで行くのだろう。
そのころ娘にはまともな国に移住してて欲しいものである。

2
清原が覚醒剤で逮捕されてもう何日経っただろう。
今頃禁断症状で悶絶しているのだろうか。どうでもいい。

この清原騒ぎで野村貴仁という人が突然話題になってる。
こいつは誰だろうと思って良く見てみると、、
かつて、オリックスがイチローを擁して短い黄金時代を築いてた頃に
左のセットアッパーとして活躍していた野村ではないか、、、

キレのある球を投げて結構いい仕事をしていた記憶がある。
その後巨人に移籍したり、メジャーに一瞬いたこともうっすらと覚えている。

引退後の2006年頃に覚醒剤使用で逮捕されてたことは全く知らなかった。
まぁ、その程度の実績の選手だったということであるが、、

誰が作ったか知らないが、野村元投手の選手名鑑の画像変遷がこれです。
S__11091970

最後のおまけはつい最近の風貌です。(^-^)
彼は私と同じ年である。。。

娑婆に出ているのでもうクスリはやってないのかもしれんが、
アル中などの症状はまだあるようで、奴の言ってることは
若干支離滅裂だった。

オリックス時代に痛み止めの違法薬物を服用したのが始まりらしいが、
巨人時代は清原に頼まれて、覚醒剤の受け渡し担当に何故かなっている。
にも関わらず、自分が覚醒剤に手をだしたのは引退後だとかほざいている。
話の筋が通っていない。

野球選手として累計10億ほど稼いだとかで、契約金で地元高知に家を建てたが、
その家は今やガラスが割れ散乱して、完全にゴミ屋敷になっている。
更正した人間の家ではない。

清原のことを「あんな腰抜けどうってこと無い」とか言ってたが、
清原が戻って来たらその一味に消されるかも知れんな。(^.^;

とにかく、あの通好みの投球を見せていた同級生野村がこんなことに
なってたのは軽く衝撃を受けました。

プロ野球選手は野球しか知らないせいか、時々とんでもない悪人が出て来る。
昔は、幼女にいたずらして逮捕された大洋の投手中山とか
(その後中日に雇われ球界復帰するが。)、
ロッテの投手として奪三振王になったりしたが、引退後も金遣いの荒さが
治らず、挙げ句の果てに強盗殺人を犯して無期懲役に服している小川とかがいる。
ちなみに上記中山は清原と同級生で甲子園で対決もしている。
甲子園が汚れきったところに思えて来る。(^O^)

日本のプロ野球は、実は違法薬物が蔓延しているのだろうか?
だとしたら、八百長天国の台湾プロ野球を全く笑えない。

台湾プロ野球の八百長を題材にした小説「夜光虫」というのがある。
ここで主人公の元日本プロ野球選手は、台湾プロ野球の安い報酬に耐え切れず
八百長の誘いにどっぷり浸かっていき、
終いには殺人を積み重ね、逮捕を逃れるために整形をし、
殺し屋に転身し、、、というような話だった。
話の中で林森北路の歓楽街がよく出て来るので、そこだけ興味があって
借りて読んだのでした(^w^)

読んだ当時は野球後進国の荒んだ世界として読んでいたが、
実は日本プロ野球も同じぐらい荒んでるのかもしれない。
と、最近思うようになって来ました。

3
こないだ、久しぶりに村上春樹の表題作を図書館で借りて読みました。

村上春樹作品は読まなくなって久しい。
うつ関連のブログを読んでたら、この小説を褒めてたので、
ちょっと読みたくなった次第です。

私の村上春樹作品との出会いはもう30年近く前かな。
大学生の一人暮らしだった自分は、一万円札を崩そうと、本屋に行き、
平積みになってたノルウェイの森を買ったのでした。

ちなみに同じ頃の別の日に、同じ理由で山田詠美の小説も買ったことがある。
こっちの方は金をドブに棄てるようなクソ小説でした。(^.^;

あの若い頃に読んだノルウェイの森は強烈でした。
主人公はひたすらモテる。女とセックスばっかしてる。
にも関わらず全然幸せそうじゃない。愛する女性は自殺する。
そんないろんな展開がとっても刺激が強かったんだと思う。

その後5、6年に渡っていろんな村上作品を買って読みました。
ねじまき鳥クロニクルを読んだあたりから、いい加減飽きてきた。

主人公は男で、頭が良く仕事もそこそこ出来、
料理がうまく、クラシックや洋楽を良く聞く。
英語がペラペラである。
そして必ず女にもててセックスばっかりしてる。
人物描写に服装の説明が細か過ぎてくどい。

どの作品もだいたいこんな感じである。
世の中から落ちこぼれた落伍者など、決して出てこない。
常に上から世間を見ている感じである。

それでも、その後も本出す側からベストセラーになるので、
時々は図書館で借りて読んだりはしてました。
1Q84も読んだ。

彼が還暦近くなった頃か、写真を見る機会があった。
ただの中年のオッサンだった。カッコイイ要素は無く。
こんなオッサンが性描写満載のオシャレで透かした小説書きつづけてたのか
と思うと、若干醒めた。

それ以来、村上作品を読むのは久しぶりでした。
続く。

3
今年はワイドショーネタが豊作ですね。(^.^;
芸能レポーターは大喜びだろう。
ネタを探さなくても向こうから次々とやって来る。入れ食い状態。
有名人も悪いことするなら今のうちだろう。

数日前、清原が覚醒剤使用の現行犯で捕まった。
どうも彼の覚醒剤はだいぶ前から芸能界内では公知のことだったようだ。
ダウンタウンの浜田が、番組で清原に
「お前薬やってんの?」って聞いてたぐらいだから。

彼の逮捕は自業自得で同情する気は欠片も無いが、
テレビで彼の過去の栄光の歴史の映像を見ていると
いろいろとノスタルジックな気分になります。

自分は野球見るの好きで、大阪在住だったから、
PL学園が甲子園に出た時はいつも注目してました。
清原が1年の時の甲子園デビューは生観戦しました。
たしか埼玉の所沢商業との試合だった。
1年生なのに一番体がデカかった。その試合ではノーヒットでした。
この試合では同じ1年生桑田が完璧なコントロールを披露して圧巻なデビューを果たした。

清原も次の試合からは本領を発揮、
甲子園での清原の本塁打数、桑田の勝ち星は今後永久に破られることは無い。
(清原の記録が無効にならなければの話ですが)

その後のプロでの活躍は誰もが知るところですが、彼特有の数々のストレスがあったのだろう。
PL学園での監獄のような娯楽の無い生活。
チームメート桑田と巨人のドラフトでの強烈な裏切り。
西武で最強チームの4番打者としていくら活躍しても、当時は所詮パリーグ、
満員になることはなく、常に満員の巨人をうらめしく思ったことでしょう。

また、彼は同世代の中では体格と技術がずば抜けていたためか、
選手としてのピークが早く、20代前半だったのではないかと思う。
下降するのも早かった。
念願の巨人に移籍したのは29歳の時、もう晩年だった。
(普通の選手なら一番脂の乗りきった時だろうけど)

巨人で理想のバッティングができなくなっていった彼は、怪我もあったりして
肉体改造とか言って上半身ばかり筋肉がついてみるみる太っていった。
それを支えきれずに足を故障し、引退するまで悪化の一途を辿ったと思う。

巨人のその頃にきっと暴力団が近づいて来て、風貌がどんどんヤクザ化していった。
野球だけしかしてこなかった彼には、ヤクザの甘い誘いを断る術が無かったのかな、と思う。
クスリもこの頃から始めたのだろうか。。
西武の終わり頃からやってたという記事もネットにはあったが。
自分の限界が見えてしまった時、事切れてしまったのだろうか。。
お金はいくらでもあったので、完全にヤクザの思う壷だったのではなかろうか。

離婚の原因もきっと覚醒剤がばれたからだろう。
息子は野球が相当うまいという話だが、今となってはもう野球は
辞めざるを得ないでしょう。

数ヶ月前だったか、SMAPの中居が司会する番組に清原が出て、
「死んでしまおうと思うこともあった」
とか言ってたが、本当に死んどくべきだった。
彼のお母さんは認知症で、離婚したことも認識してないらしいから、
当然この逮捕も理解出来ないだろう。
それは唯一の救いか。

とはいうものの、大多数の一般人の何の面白みも無い人生に比べたら、
最期が悲惨であったとしても、トータルとして清原の生涯は充実した
いい人生だったと思う。

2
地獄の予感がする2016年も最初の一ヶ月はなんとかやり過ごすことが出来た。
あと11ヶ月。どんな苦難が待ち受けているものやら、、、

先日タイトルの映画を見ました。
今年二本目。去年は年間たった3本だったのでいいペースです。

正直この映画は前評判が良くなくて、本当はブリッジ・オブ・スパイが見たかったが、
時間が合わなくてこれにしました。

1800年代のアメリカ文学の古典的名作「白鯨」は読んだことが無いですが、
宗教色が強く、説明文が異様に長く、恐ろしく読みにくい代物だという評判です。
この映画は白鯨を書いた作者が、作品を書くにあたって取材して聞いたエセックス号
という名の捕鯨船と乗組員の話を描いています。

小説「白鯨」はここで聞いた話をアレンジしたフィクションであり、よってこの映画は
小説白鯨の映画化ではなく、その元ネタであるエセックス号の航海の話です。

前置きはそこまでにして映画の中身ですが、
確かに評判のように、面白いと言い切れる物ではなかったですが、
音響や映像の迫力など、さすがロン・ハワードと思わせるところもあり、
すくなくともフォースの覚醒よりははるかにましでした。
でも映画館じゃなかったらきっとつまらないです。
若干話が地味過ぎたと思う。

今は日本の捕鯨が世界から批判されているが、当時はアメリカでも捕鯨は盛んだった。
ただ、日本のように肉を食するのではなく、鯨油という油を捕るためで、
肉は食わずに捨てるそうである。勿体ない。
まだ、地上で石油が採掘される前の時代の話です。

捕鯨船エセックス号が鯨油を捕りに遠洋に行く、
船長と一等航海士を中心に鯨狩りに奮闘する様を臨場感たっぷりに映してます。
今でいう、ベーリング海のカニ漁みたいな過酷な仕事のようです。

一等航海士で主人公でもある男はチェイスという名前ですが、
これが小説の白鯨ではスターバックという名前で、これは後の
スターバックスコーヒーのネーミングの由来になったのは有名な話である。
私は知らなかったが、、
まるで米のハードボイルド小説に出てくる探偵の名であるマーロウが、
横浜を中心とする有名プリン店のネーミングの由来であるのと同じノリだ。
(スケールが全然違うが。)

さて、映画の捕鯨船は鯨がほとんど捕獲できずノルマが果たせない。
立ち寄った島で、鯨の群れが棲息する海域があることを聞く。
しかしそこには化け物の白鯨がいて無事では済まない、
と語る男は白鯨によって片腕を失っていた。

捕鯨船は迷わずその海域に行き、群れに遭遇する。
喜びもつかの間、超巨大白鯨が現れて船は破壊され、船員は3捜の手漕ぎボード
で逃げ出し漂流する。

白鯨が現れるシーンは迫力があるが、登場時間は少なく、若干物足りない。

ボートで漂流してからは、漂流記のような別の話になってくる。
食料が尽き、病気や餓死で死んだ船員を残りの船員が食料にする。
やがてくじ引きで殺す人間を決め、殺して食料にしたり、、、
壮絶ではあるが、なんか既視感のある話である。

氷点で有名な作家、三浦綾子の「海嶺」という小説が、
こういう難破船が漂流して人が段々死んでいく話だった。
良く似ている気がする。
白鯨の方が古い小説だけど。

3捜のボートははぐれ、一捜は見つからないまま。
途中無人島に残った人もいたりするが、約三ヶ月の漂流の後、
最後は数人が他の船に発見されて生還します。

とまぁ、簡単に書くと
こんな内容です。
地味ながらも、ロン・ハワードの才能の片鱗はまだ健在しているようだし、
彼の今後の作品に期待は持てると思う。

次こそは、面白かったと断言できる映画を見たい。。

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