
本当はラブリーボーンを見るつもりだったのが、評判があまりにも悪いようなので急遽変更した。
でも、正直変更しなければよかったと思った。
テリー・ギリアム監督の独特な世界観(妄想の世界とでも言うのか)が表現されている。
同監督は昔「未来世紀ブラジル」「バロン」などでも同様な映像が展開されていて、
そういうのが好きな人にはきっとこの作品も面白かったのだろう。
そうでもない私には、映画館で見るほどでもなかったかも。
急逝したヒース・レジャー(写真)の遺作となったこの作品。
製作途中で彼が死んだので、同じ役をジョニデ、ジュードロウ、コリンファレルが少しずつ演じている。
その切り替え方がかなりうまくて、作品の評価をあげた感があります。
悪魔と取引して不死を得た男の話。鏡の中に入るとその人の理想郷が現れる。
選択肢が現れて間違った方を選ぶと悪魔に引き渡される。
など、興味深い内容ではある。
不死を得たことが最大の不幸だったとつぶやくところなど、大人向けにもなっている。
そういうところを思い出してみるとそれほど駄作でもないなぁと思う。
こないだ見たアバターのインパクトがありすぎたので、不満が大きいだけかもしれない。